追憶の日常

想い出、過去、記憶

チェリー/スピッツ

『君』を忘れない『僕』と『僕』が愛してる『君』のチェリーのような過去と今と未来の歌。

『君を忘れない』という素直な気持ちから始まる歌い出し、『心の雪で濡れた頬』や『生まれたての太陽と夢を渡る黄色い砂』などの散りばめられた繊細な比喩表現、まだ青く幼さが残った彼らの過ごした日々や心の機微を想起させる日記のような歌詞…

『きっと想像した以上に騒がしい未来が僕を待ってる』という想像はきっと的中したことだろう。世界が色づいていくようだ。

『ズルしても真面目にも生きてゆける気がしたよ』大人になっていく時や生き方に迷った時に思い出してみてほしい。

『いつかまたこの場所で君と巡り会いたい』
嘘偽りのない素直でまっすぐな君への想いを忘れずに大切にしてほしい。初めて出会った時のようにこの場所で君とまた出会いたい。

『愛してるの響きだけで強くなれる気がしたよ』
これからもっと、人を愛することの意味を知っていくことでしょう。今は「愛してる」という言葉の響きを心に刻んでみて。

『ささやかな喜びをつぶれるほど抱きしめて』
日々の幸せを噛みしめられる幸せ。

スピッツの『チェリー』は二度と戻れない青春や恋した時間をストレートかつ爽やかに歌ったノスタルジックな曲だと思う。あんなノスタルジックポップなメロディにのせて『チェリー』をピアノかギターで弾き語ってみたい人生だった。
スピッツの曲はこれからの人生の中でもずっと聴き続けるだろう。『チェリー』を始め、色褪せない名曲を作れるスピッツに乾杯!

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