追憶の日常

想い出、過去、記憶

倒錯

これは一種の倒錯なのかもしれない。
傷ひとつない白い肌も綺麗だと思うけれど、至るところに痣が浮いた白い肌も美しいのではないかと。

真っ白な人を見るとよごしたくなる。無色透明な体と心に違うものを混ぜたくなる。でもそれと同時にそのままでいてほしいとも思う。何にも染まらないで、透明なままでいてほしい。

色がある世界は美しい。その中に1つ無色透明なものがあったら、それは実に魅力的だと僕は思う。