追憶の日常

想い出、過去、記憶

慎ましく生きたいし逝きたい

最中のように中身も外見も素朴でありたかった。

ワッフル生地の服を着て過ごしたかった。

自分でざく切りにした髪をかきむしりながら混沌とした部屋で読書に没頭したかった。

混沌とした部屋にこっそり近所の野良猫連れ込んで戯れたかった。

狭く深い人間関係の中で一人の友人と確実に信頼関係を築きたい。

休日は喫茶店でクリームソーダを飲みたい。

家のものほとんど百均で揃えたものであることに憧れる。

ツリーハウスに住むことに憧れる。

ジェンダーレスに生きたかった。ユニセックスな服が似合いたかった。

学生時代の居場所は図書室がよかった。

図書委員とか広報委員になってみたかった。

裏方に徹する人間になってみたい。

自分の子供とホットケーキを作りたかった。

文豪になりたい。

帽子とか被り物にこだわってみたかった。

簡単なおやつ作れるようになりたい。

ピザトーストとフルーツサンド作りたい。

エンディングノートは書いておきたい。

病死と孤独死と突然死はしたくない。

せめて誰か隣にいてほしい。

誰かと一緒にいる時間は大切にしたい。

隠れ家がほしい。

何か遺したい。

安心毛布ほしい。

会いたい人には会っておきたい。

花束を贈られたいし贈りたい。

遺影には自然な笑顔のもの使ってほしい。

通夜と葬式の時、オルゴールBGMにスピッツの『チェリー』とGReeeeNの『キセキ』は必ず使ってほしい。あとのBGM候補やその他諸々はエンディングノートに書いておきます。