追憶の日常

想い出、過去、記憶

小さな毒

中2の頃の合唱コンクールの練習で、パートリーダーがやたら笑顔で歌うことにこだわって、練習中、笑顔で歌えた人から順に抜けていくというのを始めた。その時、女子の中で私だけ笑顔で歌えなくて最後まで残っちゃって、女子一人、笑顔で歌えなかった男子数人に混じって歌わされたという嫌な思い出がある。今思い出しても腹が立つ。あの偉そうで高圧的なパートリーダー、うざかった。

笑えなかったからってなんだよ。何が悪い。笑いながら歌うって難しいんだから。笑うことに意識向けすぎて歌に集中できなくなったらどうすんのさ。記憶が曖昧なんだけど、パートリーダーが笑顔で歌えない男子に「笑うだけなんだよ?」って言っててさ。それが難しいんだっつーの。自然に笑えるお前らとは違うんだよ。このあばずれが。偉そうに。バカ言ってんじゃねーよこのクソデブ(ちょっとふくよかだったんだよねそのパートリーダー)

笑えなくたって、真剣な表情で歌えればいいじゃないか。

結局、一人で男子に混じって歌ったのを最後に私もOKもらって抜けれたけど、虚しかった。「よかったね」と先抜けした女子に声かけられたけど複雑な気持ちだった。

屈辱的だった。ふざけんな。これだから集団は嫌いだ。うんざりする。

あの時、反抗したり逃げたりしたらどうなってたんだろう。